BUKATU / Zockin' Outer Space 1
※正式タイトル:Zockin' Outer Space Underground Mystic Circle!!! 1 クラブ(深夜踊るヤツね)活動に少し飽きた90年代後半、小杉武久の名著「音楽のピクニック」等に刺激を受けて開始した課外(野外)活動を中心とした不定形集団・BUKATU(部活)の、数少ない音楽スタジオ(バンド練習とかするような所)でのフィールドRec.的センス?で録音した音源。部活は出来るだけ普通の楽器を使わないことに趣を置いていたので、カサコソ、モゾモゾ、ゾクゾク、チリチリ、ビービー(NHK総合テレビで放送されていた「連想ゲーム」みたいになってきたぞ…)と謎の音の連続です! その時のメンバーは確か、ZON-SUKE(AMEL(R)A、ex. DEN-SUKE)、WOODMAN(この時は枕を持ってスタジオに現れました)、OM(現TELEPATHY)、37A、Zuzu、大蔵雅彦(ボサJP名盤「Circuits Brasileiros」にも参加)等が参加していたと思います。部活は、「そこで何をやっているのか己の想像を膨らまして聴く」ことを希望します! (ヤマベ) 録音物になることでギリギリ音楽になってしまうスレスレの音。 オチをつけないように積極的に意味を切り離してく物語が小気味いいように、くだらなくありそうでない世界です。 GODZやL.A.F.M.S.も案外こんな感じでやってたのかにゃ〜? (37A) 旨い酒が呑みたい…とか、グッと来る色恋をしたい…とか、ふたつ返事でセッ、セッ、セッションしたい…とか、知を取り巻くジェラシー膜の悲喜交々を世間の文脈から逸脱した作法で、どうにかしたい… もっと云うと、誰もが過度に責任とか責務を請け負うことなく、ただ、自発性めいた催合のかけ声のみを頼りに散策しながら、目立たないように目立ちたいとか…とか、やれパーティーだ、それムーブメントだ…と云った情況の幕間やヨコ軸に延びてる階段の踊り場で、単に愚痴りたかっただけなのかもしれないが、それらのどこをどのよーに取り出しても「部活」としか言いようのないキャッチ&リリースの狭間で刷られた、へら鮒の魚拓さながらの音 (軽音楽家うっどまん) 演奏というよりは「漕ぐ」とか「転がす」とか「置いておく」って感じで、週末毎に集まってはカセットテープ、MD、DAT等々にせっせと録音録音…でも溜まった音を聴きなおす事はめったに無かったような。 あの頃デイパックにいつも入っていた100円ショップのボイスレコーダーと使い捨てカメラでいまなら何を記録するのでしょうか。 (OM) Format:CD-R Label:-