型番 LA-10470 販売価格 2,420円(税込) 在庫数 Sold Out!!!

常に旅をし世界各地を巡っているという女性歌手、ジョセフィン・フォスターの2013年リリースのナッシュビル録音作。いわゆるカントリー・スタイルにジャズやアコースティック・スイングを奏でる演奏も素晴らしいのですが、なんと言ってもこのジョセフィンの時空を超えた妖艶なる歌声に尽きるのではないでしょうか。彼女の持ち味が見事に結晶化された、永遠なる名盤だと思います！　当店でも、2013年間ベストTOP 10入り確定アイテム!!!





ジョセフィンが描くウェスタン・オペラ、音で見る架空の映画
歴史の中に消えて行った曾ての街、
そこで響いていたサルーン・ミュージック

劇場が大きくなればなるほど
楽器の数が増えれば増えるほど
声を張らなければならなかったオペラ流の歌い方。

マイクロフォンの発展と共に台頭した、
声を張らないからこそできる歌い回し「クルーニング」。
かつてのクルーナーたちの音楽を愛する人は今も絶えません。

コシミハルさんの新作「マダム・クルーナー」に倣えば
この新作はジョセフィン流のクルーナー的アプローチともいえるかもしれません。

ジャズ、ブルース、カントリー・ミュージック…
世界を魅了し、世界各地の大衆音楽のお手本にもなったアメリカ発のルーツ・ミュージック
様々なサブジャンルを咀嚼した表現というよりはジャンル未分化の頃のプリミティヴ・ミュージックのような新鮮さ、音楽はもちろん、文学、西部劇、アメリカン・ニュー・シネマなどの映画のインスピレーション、題材となった、西部開拓時代の膨大な物語。
ロバート・レッドフォードがナショナル・ジオグラフィック・マガジンのサポートの下、発表した本「The Outlaw Trail」に描かれている世界を想起させる大変シネマティックな作品。

今年4月に初来日し、大盛況に終わった日本各地での全10公演も記憶に新しいジョセフィン・フォスター。
昨年リリースされた“Blood Rushing”に続く最新作。
濫作ではなく、多作
アイディアが枯渇するどころか泉の如く現在の彼女は最盛期の果実や樹木のように瑞々しさを失いません。
前作に続き録音・MIXはアラバマ・シェイクスのアルバム“Boys&Girls”で脚光を浴びたAndrija Tokic。

作品毎に様々な音楽的アプローチ、方向性を示して来た彼女ですがこの新作もこれまでの作品とは異なる作風に仕上がっています。
ピアノ、ペダル・スティール、ダブル・ベースなどこれまでの作品では多用されることのなかった楽器に彩られた楽曲群はその編成などからオルタナ・カントリー、アコースティック・スウィングといったキーワードを思い浮かべるかもしれませんがその枠組みに収まらないのが彼女。
このアルバムに広がる音像は彼女だけのものです。
古の音楽をこよなく愛しつつも、独自の表現を獲得していることがこれまでの作品の中で最も如実に表れていると言えるでしょう。
先人たちが工夫を凝らしながら形作ったかたち・定型も表現者次第で切り開く領域がまだあること、新鮮な息吹を持って蘇ることをこの作品は伝えます。
（windbell）

1. Sugarpie I'm not the Same
2. No one's calling your Name
3. My Wandering Heart
4. I'm a Dreamer
5. Amuse a Muse
6. Blue Roses
7. Pretty Please
8. Magenta
9. This is Where the Dreams Head, Maude
10. Cabin in the Sky
日本盤ボーナストラック
11. Love was here before the stars（未発表曲）

Format：CD
Label：windbell (JP)

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