型番 LA-23651 販売価格 3,300円(税込) 購入数

山形県上山市出身の篠笛奏者 藤原雪の初ソロ・アルバム。
プロデュースはビル・ラズウェル。ニューヨークの彼のヴィンテージ・スタジオでレコーディングされた。
世界初（？）の篠笛アバンギャルド？アンビエント？アルバム。
彼が集めたミュージシャンがドヤドヤと集まってきて、まずはみんなでハンバーガータイム。
なんとなくのタイミングで全員がブース内に。
ビルのスタジオは60年代に作られたとか言うスタジオで、元々はフランキー・ヴァリの所有だったそうだ。
今はほとんど見られない木造りの内装で、嘗てはエアロスミスやジェスロ・タルも使ったと言う、数多のエネルギーと、パッションと、執念と、そして怨念が染み込んだ恐ろしいまでに緊張感のある空間だ。
もちろんベースはビル・ラズウェル。最近お気に入りだと言う8弦ベース。
藤原雪が何気なく篠笛を吹いたらみんなが付いてきてレコーディングが始まってしまった。
もちろん譜面もコード進行も、曲の構成もない。
曲がただ始まって、あとは空気だけ。
会話は「次はちょっと早いやつ」くらいで、あとは呼吸だけ。
すごいものを見た。

ビルが藤原に言った。
「自分にとって、音楽とは全て。世界とチャネリングして、全てを音にする。」
「静寂は存在しない。この世の全てが音楽。」
「俺たちは全てを音にすることができる。この世の全てのものを。今回のレコーディングはそういうものをつめこんだ。」
「本来はもっと分厚いサウンドだが、今回はまた新しいサウンドを研究して完成に近い音が鳴らせた。新しいベースを使ったのが良かった。手が痛いからね。」
と笑った。

This is the first release from the Japanese shinobue and flute player Yuki Fujiwara. Boarding Yuki's musical ship feels as if the pier exists in a strange space between the past and the future going to a journey to a land which is not here anymore and is not still there.

Bill Laswell about the record

''This is a recording of very unique musicians. Everyone had a deep understanding of music from different cultures, including Japan. Think of it as a new cultural ensemble with everyone bringing their experiences to the overall sound. Japanese musicians - Yuki and Mitsuhiro brought their very own strong statements and presents. I should say this session was a Ichigo-Ichie: once-in-a-lifetime sound encounter.''

''Today, we were transforming all the elements into sound....
I think this recording speaks that way.''

''For this recording, I decided to use a different bass. It's an Ovation custom made, an 8-string, very different from my normal 4-string. It's possible to create a lot of harmonics which is good for the tonality of this configuration.''

''Music is everything to me. I try to channel to the world and transform all the elements into sound.''

''No such thing as silence. Everything is sound becoming music.''
──Bill Laswell
（リリースインフォメーションより）

藤原雪
篠笛奏者
山形県上山市出身 4月9日生まれ

2022年末ニューヨークに渡り、国連本部の国際会議にて篠笛を演奏（会議での楽器演奏は史上初と言われている）。その模様は国連TVを通じて世界中に配信された。
国連のレセプションでルービン美術館でも演奏を行った。
またBill Laswellのプロデュースで篠笛によるアヴァンギャルドでアンビエントなアルバムをレコーディング（2024年ギリシャのDefkazレーベルよりフィジカルリリース）。
同年フランスのOECD、UNESCOのSDGsレセプション会場で篠笛演奏、各国出席者より絶賛される。

幼少の頃 無形文化財 上山藩鼓笛楽隊に参加、篠笛に出会う。
中学で吹奏楽部に所属、フルートを担当、魅力に取り憑かれ、ポップス、ポピュラーをメインとした演奏スタイルを模索する。
その後、ネパールに渡り、音楽教師を務める。
音楽療法士の資格を取得、引きこもり支援活動にも関わる。
令和元年、山形県の天皇陛下御即位奉祝行事に奉奏した他、ソロでも和楽器とのコラボレーションなど多数。
山形県観光 つや姫大使。FM狛江ラジオパーソナリティ。
趣味はお風呂と読書と映画。

1. Gloss Phew
2. Into Thee
3. Like a Water (Including "Kakeashi" (Kaminoyama traditional, Yamagata JAPAN)
4. Remaining, Remaining
5. Night's Dream is True~Ai no-Uta
6. The Red Devil Who Cried*

Yuki Fujiwara: Shinobue
Mitsuhiro Sonoyama: Sax
Peter Apfelbaum: Keys, Clarinet, Flute
Will Bernard: Guitar
Bill Laswell: 8-string bass, EFX
Adam Rudolph: Percussion

Produced by Bill Laswell

Format：CD
Label：defkaz (GRC)

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