V.A. / CASIOTONE COMPILATION 5
回を重ねるごとに白熱する人気シリーズの第5作目が登場。発売から既に33年の歴史を誇り、各機種ごとの特異な機能や音色によって世界中のミュージシャンに支持される鍵盤楽器カシオトーン。世界各国独自のカシオ機種や、ヴィンテージから最新機種まで幅広く網羅したさまざまなカシオトーンを媒介に計21組の音楽家による3inch CDアルバムの『カシオトーン・コンピレーション・ファイヴ』がここに完成しました。 (aotoao) 1. 貝つぶ アキビンオオケストラや対極、音遊びの会、ブラック&マウンテン、グラタンカーニバル等々のメンバーとして大阪を拠点に小粒ながらもピリリとした活動を続ける。また、神戸space eauuuにて三重のトーマスとの合同企画などでも知られる。 2. ファミリー・ベーシックス 元ストロオズでありソロとして活動を再開した加藤りまとその実兄の加藤遊による、ネイサン・ミッシェルやステレオラブ、ハイラマズといった系譜に連なる、真の意味でのエクスペリメンタルとポップの狭間を探究するユニット。 3. タルノフスキ & ヨズ 東欧チェコを拠点とするエレクトロ・アコースティク・バンドのGurun GurunのメンバーであるJara TarnovskiとOndrej Jezekのデュオ。ヤラ・タルノフスキはMiou MiouやIQ+1などのユニットでも活動しており、ヨズことオンドレ・イェジェクはチェコでも引っ張りだこのスタジオ・エンジニアであり、プラハの伝説的バンドOTKのメンバーでもある。 4. ル・トン・ミテ マヘル・シャラル・ハシュ・バズとの交友でも知られ、Sweet Dreams Pressからアルバムをリリースするベルギーのマクラウド・ズィクミューズによるユニット。あらゆる国の言語で作詞しあらゆる国の音楽スタイルで作曲する橙枝魔術師。 5. オピトープ ソフィスティケートされた生楽器と電子音の響きと心地よさに焦点を当て、米Krankyや豪ROOM40、米12kなど、それぞれが海外の名門レーベルより多数のリリースを誇る畠山地平と伊達伯欣による電子音響デュオ。最近活動を再び活発化させ、White Paddy Mountainからのセッション・アルバムに続きSpekkからもセカンド・アルバムをリリース。 6. キャット・サンド minamoやHELLLでの音楽活動に加えイベント運営や展示企画など国内外問わず活躍をみせる安永哲郎と、米ニューヨークの12kから素晴らしい新作をリリースしたばかりのMoskitooによる非同期ブロークン猫ビーツユニット。 7. 黒田誠二郎 Gofishトリオや井上智恵カルテットなど、様々なユニットへの客演で知られるチェリストであり、ソロでは楽器をギターや鍵盤に持ち替え、不可思議でレトロな世界観と歌い口が特徴的な側面をみせる京都の喫茶ゆすらご店主。ex細胞文学。 8. スンキョル 韓国ソウルの人気インディー・レーベルElectric Museから繊細なフォーク・トロニカ・サウンドでデビューし、最近はメンバーも一新されソリッドなロック的側面をみせている新世代ドリーム・ポップ・シューゲイザー・バンド。 9. DJ・ビッグ・ブラック・プードル 米ニューヨークのノイズ・メタル・バンドBEEFや、同ブルックリンのローファイ・アシッド・ハウスのDUSTのメンバーであり、ソロ変名のHannah Ch'oeとしても活動する奇才アーティスト。 10. ヤマモトタカヒロ 京都の実験的DJ・ターンテーブル集団のBusratchで世界的に活躍し、現在はソロやセッションでの即興演奏を中心に、破天荒でインダストリアルなノイズから繊細な環境音や微音な摩擦音まで聴かせる特殊ターンテーブリスト。 11. レアンダー 米デトロイトの写真家/デザイナーであり、映画音楽プロジェクトsoldatでも活動する謎を秘めた若き天才レアンダー・ジョンソンのソロ。今回の楽曲はJ.T. McCluskeyのプロデュースにより完成させた。 12. マコメロジー ロス・ドロンコスやマヘル・シャラル・ハシュ・バズ、ダイバダッタ・ブルースなど様々なバンドでの演奏でも知られ、最近はボルゾイのシバタとのnan!ka?でも活動する長谷川真子とアンデルセンズやmuffinとの演奏でも知られるお米さんこと井口淑子のデュオ。 13. スクラヴェンタンツ インダストリアル・フィールドレコーディング・ノイズ・バンドという新たな地平を切り拓く、韓国ソウルのJeong Hoon ChoeとYong Hoon Cho (Dydsu)のデュオ。気鋭のレーベルCurly Sol Recordsよりアルバムもリリース。2人はドゥームメタル・バンドVomit & Tearsのメンバーとしても活動。 14. ムジカント 神戸の音響イベントの聖地とも言えるカフェ/ギャラリーspace eauuuの店主・野村純友によるソロ・ユニット。これまでbalen discやsukima industriesの好コンピでも牧歌的で繊細な楽曲を提供。アナログ専門レーベルtokiwa ongakuも運営。 15. 井上智恵カルテット 井上智恵と彼女の壊れやすいカシオとしてのアルバム以降その才能が世に知られ、コントラバス稲田誠、ドラム加納佐和子、チェロ黒田誠二郎といった手練らをメンバーに従えたカルテット初音源でついに登場するカシオコンピ最後の刺客。 16. 神谷泰史 英/日Home NormalやNomadic Kids Republicからのアルバムが人気のソプラノ・サックス奏者であり電子音楽家。近頃は繊細な音を扱うオブジェクトによるインスタレーション展示も行う。 17. デイリー・ライフ ライトニングボルトなどのリリースで知られる米プロヴィデンスのLoad Recordsからアルバムをリリースする、Mark Load/CFのクリストファー・フォーガスとミス・ミラー・メモリ/Sakiko Moriによるデュオ。 18. ローレンス・イングリッシュ オーストラリアのエクスペリメンタル・レーベルROOM40の運営でも知られる電子音楽家/メディア・アーティストであり、様々な音楽家のプロデュース・ワークや展覧会、フェスティバル運営まで八面六臂の活躍。 19. オー、ヨーコ 今やドローン/アンビエントの世界では知らぬ者がいないほどの大量の傑作リリースを誇るCelerことWill Longと、静謐で流麗な音響歌姫Mikoが新たに結成したベッドルームポップ白昼夢アーバン・サウンド・ユニット。 20. パク・ダハム 韓国ソウルのインディー・シーンの立役者として活躍し、日本/韓国でも人気のHelicopter Recordsの運営もおこなう多忙なノイズ・ミュージシャンであり活動家。オブジェクト&ガジェットによる微音からマゾンナ的破壊ノイズまで。歴代のカシオトーン・コンピレーションでも初となる中東アラブ製のカシオトーンAT-40で参加。 21. シバタ&アスナ 鳥取のtori labelのボルゾイのトラックメーカーでもあり、長谷川真子とのnan!ka?でも活動する酩酊電子音楽家シバタと、デビュー10周年を迎え円盤レーベルから『Each Organ』、HEADZから『相原1825、シティハイム桐 B-207』、White Paddy Mountainから『Valya Letters』、Sweet Dreams Pressから『Butterflies』と連続リリースが続くアスナ。 cover drawing by オーウェン・アシュワース 米シカゴを拠点とするCasiotone For The Painfully Alone名義での活動で知られ、リリース作品での印象的なドローイング・ワークでもファンを魅了し、これまでのカシオトーン・コンピレーションの全ジャケットのカヴァー・ドローイングを手がけるこのシリーズには欠かせない作家。現在、音楽名義ではアドヴァンス・ベースとして活動。Orindal Recordsも運営。 1. KAITSUBU / MT-205 2. FAMILY BASICS / MT-68, SK-1, SK-5 3. TARNOVSKI & YOZ (GURUN GURUN) / MT-68, CT-701 4. LE TON MITE / VL-1 5. OPITOPE / SK-8, GZ-5 6. CAT SAND / CT-405 7. SEIJIRO KURODA / SA-46 8. SUNKYEOL / SK-1 9. DJ BIG BLACK POODLE / CT-605 10. TAKAHIRO YAMAMOTO / SA-65 11. LEANDER / SK-5 12. MACOMELOGY / ML-1, MT-68 13. SKLAVENTANZ / SK-1, PT-87 14. MUSIKA-NT / MA-101 15. TOMOE INOUE QUARTET / CT-301 16. TAISHI KAMIYA / VL-1 17. DAILY LIFE / CZ-101 18. LAWRENCE ENGLISH / SA-5 19. OH,YOKO / SK-100, CT-401 20. PARK DAHAM / AT-40 21. SHIBATA & ASUNA / GK-10, EG-5, KX-101, VA-10 cover drawings by OWEN ASHWORTH (ADVANCE BASE) Format:8cm CD Label:aotoao (JP)