康芳夫 / 冥界へのメッセージ
漫画『20世紀少年』に登場する万丈目のモデルであり、「ネッシー」や「オリバーくん」などを仕掛けた稀代の興行師・康芳夫が最期に放った出版企画は、石原慎太郎、アントニオ猪木、坂本龍一、三島由紀夫など、先に冥界へと旅立ってしまった昭和の偉人に贈るメッセージ。著者は2024年12月、刊行を見ぬまま冥界へ逝ってしまったが、本書はこの出版を最後の仕事として取り組んだ康芳夫の偉業を讃える墓標でもある。 (東京キララ社) 【目次】 対談:足立正生×康芳夫 冥界へのメッセージ:神彰、勝新太郎、石原慎太郎、力道山、アントニオ猪木、モハメド・アリ、立花隆、瀬戸内寂聴、坂本龍一(大江健三郎・久世光彦)、鈴木邦男 康芳夫写真館 康芳夫(こうよしお) 虚業家・伝説のプロデューサー。1937年、東京西神田で駐日中国大使侍医の中国人父と日本人母の次男として誕生する。東京大学卒業後、興行師・神彰の元で呼び屋として活躍。独立後「アラビア大魔法団」、「インディ500マイルレース」などを呼ぶ。『家畜人ヤプー』プロデュース、ネッシー捕獲探検隊結成、モハメッド・アリ戦の興行、オリバー君招聘、アリ対猪木戦のフィクサーなどをこなし、メディアの風雲児として、また、あらたなフィールドとしてTVドラマ『ディアスポリス 異邦警察』及び映画『ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-』に出演。2024年12月2日逝去。 判型:四六判(128×188mm)/240ページ/巻頭カラー Format:BOOK Label:東京キララ社 (JP)