型番 LA-3860 販売価格 2,200円(税込) 購入数

　一部の音楽好きの間で話題になっているアルゼンチンの新世代による音楽。時には「音響派」と呼ばれつつ、そのくくりだけでは収まらないよりダンス・フロアー解釈なアルゼンチン音楽がDJ／クリエイターの間で広まりました。
　そんな一部の動きの中心にあるのが、ブエノスアイレスのレーベル、ロス・アーニョス・ルス・ディスコス。このレーベルのユニークな所属アーティストは、もはやジャンル分け不可能な南米の新世代の才能が名を連ねています。更にタンゴやフォルクローレといった南米のルーツミュージックが彼らの音のコアにあり、リスペクトを込めて新しく解釈している所がこのレーベルの素晴らしさです。
　今作はそんなウニコ（ユニーク）なリズム、ウニコなグルーヴ解釈をしてきたロス・アーニョス・ルス・ディスコスのダンス・ミュージック・サイドに着目したセレクトCD。ラスト・トラックには、ローカルパーティからフェスまで、パーティシーンの人気者、ALTZがハミロ・ムソットのトラックをRE-EDIT!　また、解説には、今作のセレクトを担当しているDJのShhhhhとともにいち早くこのレーベルに着目し、アンダーグラウンドに広げた1人でもある、レコードショップLOS APSON?主宰、山辺圭司。
（BEANS）











　アルゼンチン／ブエノスアイレス発のウニコ（ユニーク）レーベル＝ロス・アーニョス・ルス・ディスコスのダンス・ミュージック・サイドに焦点を当て、今作をコンパイルしたShhhhhが、DJ的センスで流れを組んだナイス・セレクトCD!!!　ウニコなリズム、ウニコなグルーブ解釈の未だかつてない南米の様々なジャンルを横断する音旅行的なオススメ作!!!
　［1］Hypnofonは、チャーリー・ガルシアらと共演してきたアレハンドロ・テランがディレクターを務めるミュージカル仕立ての未来派ノスタルジック室内楽ユニット。アクセル・クリヒエールも参加。もうこの一曲目からしてどこの国のものなのか、いつの時代の音楽か分かりません。絶妙な太鼓で入ってくる［2］は、前記した才人Axel Krygier。このサイケデリック哀愁／未来派ノスタルジアはこの人の専売特許です。新作が待ちどおしいですね。そしてこの辺から一気に南米ムードへ突入していきます。［3］Duo Malambosのこの良い塩梅のキャッチーさは、一度聴いたら忘れられない名曲。こんなのを忍ばせるShhhhhのセンス流石です。きました！きました！［4］Santiago Vazquezです。ほんとこの曲を収録したアルバム「ラーモン」の謎解き？は楽しいですよ。ゲットして何度も聴き頭の体操をしましょう。これマジな提案です！フヒョ〜次から次へとくり出されるウニコなリズム／グルーブにだいぶ体が馴染んできたころではないでしょうか？［5］［6］［7］のRamiro Musottoは、アート・リンゼイ、シコ・セーザル、バスケス等、豪華な顔ぶれをゲストに迎えた現代南米オーガニック・グルーブの金字塔「CIVILIZACAO & BARBARYE」からの動かしがたい3曲の素晴らしい流れを堪能。このナチュラルかつトリッキーな気持ち良さは、ちょっとハンパじゃないですよね。［8］La Bomba De Tiempoは、バスケス指揮する総勢13名以上の太鼓隊ライブ・ドキュメント盤からの一曲。ぜひともボアダムスやフライング・リズムスと共演して頂きたいお祭りユニット。そしてシブく始まる［9］Hugo Fattorusoこそ、ウルグアイの伝統リズム＝カンドンベとジャズピアノの奇跡的な融合名盤「emotivo」からの渾身の一曲。年を取って尚このしなやかで力強い感性に敬服します。でたっ！変態ジャズプログレの極めつけナンバー［10］Trio Fattoruso。気ぜわしく超テクで動き回るドラム＆ベース。ぶち切れたアドリブをかますギター＆シンセ。強烈です！鼻血ブッーーーです！ぜひともライブ観たいなー。店でこれ［11］Mariana Barajかけてたらお客さんが、サイケデリック・アブストラクト・ヒップホップの巣窟「アンチコンみたい！」と思わず言ってしまった逸話を残す、もの凄いポリリズム感のくねくねダンスでしかついていけない悶絶のダンス・ナンバー。ほんまもんのニューウェーブを感じます。共同プロデュースにエグベルト・ジスモンチが名を連ねるアルバム「ティエラ・ケ・アンダ」からの［12］Silvia Iriondo。アルバムがECMレーベルからヨーロッパ発売されたのも分かる、透明感とオブスキュアリティー入りまじる伝統革新的な曲。子守唄のようなフィナーレ［13］Mariana Barajで、今まで聴いてきた音楽の旅の終演を惜しみましょう。音楽って本当にいいもんですね。。。とついつい口走ってしまいそうです。。。しかし！しかし！この後には大きなアンコール拍手とともに（入っていませんが）再び幕が開き、日本のみならずUKのベアーファンクやらUSのDFAからもリリースしたり、ボアダムスのリミックスなども手掛けるALTZのフィナーレ・ボーナスエディット［14］が登場！ハミロのツボを押さえた華やかなボーナストラックで、もーーー大満足！これフロアーでもばりばりプレイしてみて下さいね。
　この細部をもナウなセンスで鳴らしきった素晴らしいマスタリングは、アンダーグラウンドなパーティから多種多様な野外イベント、細野晴臣氏からもライブPAの指名を受けるサウンドデザイナー＝KABAMIX。ジャケットアートワークは、OOIOOのプロモーションビデオ「UMO」が海外の映画祭／アニメーションフェスティバルで受賞したり、グリコ「かるじゃが」のCMで立体造形アニメーションなどを手掛ける、画家／映像作家／音楽家など多才な顔を持つ後藤章治。という鉄壁の布陣で、このCDのトータルコンセプトに望んでいます。
　無国籍的音楽イマジネーションの宝庫！ロス・アーニョス・ルス・ディスコスの魅力をぜひとも堪能して下さい!!!
（山辺）

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Format：CD
Label：BEANS (JP)

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