LEE ROCKEY / TARZAN'S MORNING AFTER
Lee Rockey(1926-2002)は前世紀中期にスウイング・ジャズ・ドラマーとしてニューヨークを拠点に活動し、「バットマン」のテーマで有名なNeil HeftyやHerbie Mannなどメジャーなジャズマンと共演したキャリアを持つ。その後オレゴン州ポートランドに移住し、実験的音楽を用いたパフォーマンスに関与すると共に、SmegmaのJu Suk Reet Meateと知り合い、Smegmaにも参加している。当地ではOne World Visionというジャズ・ユニットで活動する他、これとSmegmaが合体したユニットであるSmegmavisionでも演奏した様だ。その異様な作風から、レーベルDe Stijlが作品をLPとして出版している程である。 この作品は'60年代後期のものであり既にポートランドに移住した後の録音を収めていると思われるが、ドラムスでは無い種々の楽器を用いた最早ジャズにはカテゴライズ出来ない音楽に彼の新しい萌芽を見る様だ。 (T. 坂口) Side One 1. Tarzans Morning After 9:46 2. The Downward Perspective 3:47 Side Two 1. Phase Two 5:37 2. Later that Night? 7:01 Format:TAPE Label:PIGFACE (US)