Eiko Ishibashi / The Dream My Bones Dream (DRAG CITY盤LP)
様々なフィールドを横断する音楽家、石橋英子による、ジム・オルーク/山本達久らが参加した4年ぶりのオリジナル・アルバム「The Dream My Bones Dream」が、前作に引き続き米国シカゴの名門レーベルDrag Cityから世界配給アナログLP盤でもリリース!!! 美しく揺蕩う世界観は、夢の中にいるような淡い情景を喚起します。不思議な聴き心地です。。。 シンガーソングライター、プロデューサー、マルチプレイヤーとして、日本をはじめ世界中で活躍し、高い評価を得ている音楽家、石橋英子。映画・ドラマのサウンドトラックも数多く手掛け、前野健太のプロデュースをはじめ、坂本慎太郎、ジム・オルーク、七尾旅人、星野源など多くのアーティストのレコーディングやライヴに参加し、さらには劇団“マームとジプシー”の音楽を担当するなど、彼女の底知れぬ才能に魅かれた人々と新たな世界を作り上げてきた。 前作『car and freezer』から4年ぶりのオリジナル・アルバムとなる『The Dream My Bones Dream』は今までの作品とは違ったアプローチで制作。忘れられた歴史を思いながらも、本人の言葉を借りると、ファンタジーを削ぎ落として作品が作られている。だが、自分のルーツと向き合いながらも、これまでの作品と同様に、彼女の多様な音楽への実験が作品の軸となっていることに変わりはない。 列車をイメージさせるツインドラムが時を刻み、ストリングス、ペダルスチール、アナログシンセなど様々な楽器が駆使された複雑な音階、そして耳の底で鳴り続けるベース音が、強い印象を生み出す。受け手によってその捉え方は様々だが、彼女の音楽の世界は、聴くものの感情を揺さぶり、飲み込む強い力を持っている。その力強さはジョニ・ミッチェルやスコット・ウォーカーを思わせ、一つのジャンルにとどまらない、ロックアルバムへと仕上がっている。 2曲目“Agloe”では中国人シンガーソングライター、程璧(チェン・ビー)が石橋英子の日本語詞を元に中国語詞を書き上げ、初めて中国語で歌うことを試みている。そして8曲目“to the east”は、劇団マームとジプシー「ΛΛΛ かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと」の再演(2017)の音楽を担当した際、クライマックスに使用された楽曲が本作品のために新たに録音された。このような新たな要素を含む楽曲を、ジム・オルークの細やかで大胆なミックスによって磨きをかけ、さらなる高みへと導いている。 ジャケットは、これまで一緒に作品を作り上げてきた写真家、澁谷征司が撮影し、Central67 木村豊がデザインを担当。 (ディストリビューターインフォメーションより) Side A 1. Prologue: Hands on the mouth 2. Agloe 3. Iron Veil 4. Silent Scrapbook Side B 1. A Ghost In a Train,Thinking 2. The Dream My Bones Dream 3. Tunnels to Nowhere 4. To the East 5. Epilogue: Innisfree 参加アーティスト: アイヴィン・ロンニング、須藤俊明、ジム・オルーク、ジョー・タリア、波多野敦子、山本達久、李犁 共同作詞(M-2): 程璧(チェン・ビー) Format:LP Label:DRAG CITY (US)