Lye By Mistake / Arrangement For Fulminating Vective (国内盤CD)
米セントルイス出身の4人組バンドLye By Mistake(ライ・バイ・ミステイク)による2006年リリースの凄まじく展開の読めないプログレッシブ・ジャズ・メタル・グラインド!!! これは、かなり刺激的です! こちらは、ドラびでおやAcid Mothers Templeやオシリペンペンズ等の作品をリリースしていたMACARONI RECORDSから翌2007年に日本独自のジャケットデザインでリリースされた国内盤CDです。 ディリンジャー・エスケイプ・プランの卓越した演奏能力+ステージング、システム・オブ・ア・ダウンのユーモア満載の反射神経を併せ持つ脅威の新人が遂に日本国内CDデビュー。これは凄い人達がいたもんです! ドラびでお、ZU、アシッド・マザーズ・テンプルのCDをリリースしている神出鬼没で魂早いレーベル=マカロニ・レコードU.S.A.に飛ぶ!! ポスト・ディリンジャー・エスケイプ・プランとの呼び声が高いセントルイス出身の新人カオティック4人組、ライ・バイ・ミステイクのファースト・アルバムが遂に登場! グラインドハードメタルなジャズコアポップ青春キラーチューン!キミのハートも撃ち抜くぜ!!! C.H.A.O.S!!!! 今日、オルタナティヴ・ロック、ポスト・ロック勢のハードコア・パンクへの原点回帰が多く見られる中、さらなるカオスを目指して渾沌と調和との間で大きく揺れ動くミズーリ州セントルイスで04年11月に結成された4人組ライ・バイ・ミステイク。強力なエナジーと、どこか人を喰ったようなアイロニカルなユーモアに、マイク・パットンのファントマスの最右翼誕生かとさえ思えてしまう。 90年代後半以降、この界隈では最も大きな推進力を持っている5人組であるディリンジャー・エスケイプ・プランのサポーティング・アクトをつとめたことで名をあげて徐々に人気を獲得。 マイク・パットンの最新バンドであるファントマスのみならず、ジョン・ゾーン、プラクシス、パンテラ、フィッシュ、ドリーム・シアター、あるいはジョン・マクラフリン(マハビシュヌ・オーケストラ)、アラン・ホールズワースあたりまでが視野に入ってきそうなこのバンドのバックグラウンドにあるのは、おそらくあらゆるポピュラー音楽に対するテーゼとアンチ・テーゼとの間でストラグルするような姿勢ではないかと思う。ハードコア、ジャズ、ファンク、プログレ、フュージョン、アヴァンギャルド、デス・メタル、カントリー、ブルーグラスといった、彼らが影響を受けてきたと思える様々な音楽を肯定する姿勢と、それらを否定しようとする姿勢。その相反する両者の間で引っ張られているからこそ、彼らの音楽はヴォーカルというよりスクリームというような歌、ポップ・ミュージックのフォーマットを持たないフリー・フォームな楽曲構成、時にサンバやサルサからアフロまでのプリミティヴなリズムを孕んだ怒濤のビートが、まるで精神内乱を起こしているかのように大きくうねっていく。このライ・バイ・ミステイクを言葉で説明するなら、おそらくそんな感じになるのではないかと思う。そのくらい、このバンドの持つ精神性は高い。 現在もほぼ毎日のようにツアーに出ている彼らに対し、海外メディアでの評判は上々で、ポスト・ディリンジャー・エスケイプ・プランとの呼び声も高い。なお、このアルバムの邦盤化に伴い、マカロニ・レコードと親交の厚いヨシカワショウゴ(フランスのART集団『LE DERNIER CRI』のPAKITO BOLINO、NUVISH、オランダのART集団『ANTISTROT』などに参加したり、『hePALiNiLLiLLmAstEr』のステッカーレーベル『hePALiN』したり、ズイノシンとかボガルタみたいな音楽もしている)がアート・ワークを、また、ガルペプシがイラストをそれぞれ担当しており、日本オリジナルの描き下ろしジャケットになっている。 (MACARONI RECORDS) 1. Silence, The Girl 2. If We Were Intense, This Song Would Be A Boyscout 3. Aboriginal Negatives 4. Ostrich Feathers And Apple Pie 5. 900 Seconds In Search Of Jerry 6. John Nash And The Flipper 7. Dream As I May, I Feel It, And It's So Wrong 8. Nero's Intention Tony Saputo (Voice, Key, Noise) Josh Bauman (G, Key, Voice) Drew Button (Dr) Jon Truesdale (B) 解説:岡村詩野 Format:CD Label:MACARONI (JP)