Rada & Mateo / Botija de Mi Pais (Little Butterfly盤LP)
出だしから腑抜けたヨーデル登場で腰砕けのミラクル・ヘンタイ・よいこ・サウンドが虜になっちゃう(詳しくは国内盤CDのコメントにて)、ウルグアイの最重要人物のお二人さんルベン・ラダとエドゥアルド・マテオによる当店大スイセンの南米フォーク・ロックアルバムが、2020年アナログLPリイシュー! 一家に一枚常備をオススメします。 (山辺) 「カンドンベ」それは今現在も音楽をこよなく愛すウルグアイ国民にとって最重要事項であるようで、若いミュージシャン達もジャンルを問わずカンドンベのリズムを練り込んでいます。元々は黒人のフォルクローレであった筈が、ここまで浸透しているのはウルグアイの人々の兄弟愛の強さなのでしょうか。 そのカンドンベをよりプライベートにプリミティブに全面に打ち出したこのアルバムは、もちろん国営レーベルSondorで制作されましたが、あまりにも数が少なく、後に再発されたアナログ音源でしか聴くことができませんでした。が、ここにきてウルグアイのレーベル“リトルバタフライ”からアナログ盤再発!いい仕事とはこのことですね。 元々は虹の前で演奏する二人を描いていたジャケットを再発にあたり変えたのは、「常に(心の中にある)虹を見つけて、それに気付けば素晴らしい世界へ行けるんだよ」という粋な意味合いを持たせているそうです。 当時は録音機材も良いものがなかった、と言いますが、逆にそれが攻を奏してまるで夢の中に居るかのような世界を創れたのではないでしょうか。そんな音だからこそ尚更アナログで鳴らしたいものです。 そしてこのラダがついに2021年秋、初来日公演を果たします。おそらく朋友マテオのalma(魂)と共に。 (グースカ) Lado A 1. Botija De Mi País 2. Para Hacer la Conga 3. Palo Bembé 4. Mirandomé 5. La Cebolla Lado B 1. Piel de Zorro 2. Llamada 3. El Tordo 4. "Pizza" Para la Mañana Format:LP Label:Little Butterfly (URY)