NAIR MIRABRAT / JUNTOS AHORA (国内盤CD)
Juntos Ahora by Nair Mirabrat ウルグアイ出身のギタリスト/作曲家のマルティン・イバラ(Martín Ibarra)が中心となるグループ、ナイール・ミラブラット(Nair Mirabrat)。固定のメンバーはいなく、マルティン・イバラがいればナイール・ミラブラット名義を使っており、マルティン・イバラの個人プロジェクトを言った方が実情に合う。ジャズ・フェスで知り合い友人となっていたブラジルの才能、アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)をプロデューサーに迎え、世界の「新しい音」のリスナーに衝撃を与える傑作アルバムが完成した。 疾走感のある、活き活きとした生命力のある演奏の上で、目まぐるしく音の表情は変わる。しかしながら、同じウルグアイ出身のシンガーソングライター、ホルヘ・ドレクスレルを彷彿とさせる人懐っこいマルティンの歌声がリードする楽曲の印象はポップでもある。全曲歌あり。高度なアンサンブルをポップに聴かせるその才能に脱帽する。カンドンベを再解釈した「ウルグアイの新世代音響ジャズ」という聴き方もできるが、リスナーがジャズファンに限定されるのは勿体ないだろう。ロウレイロも「このアルバムはジャズシーンを超越していると思う」とコメントしている。 ゲストには、ブラジルから、ロウレイロの他に、ジョアナ・ケイロス。アルゼンチンからは、新世代ジャズの鬼才サックス奏者のラミーロ・フローレスに、無国籍なフォーク/ポップを奏でるグループ、ペロタ・チンゴー。本国ウルグアイからは、稀代のマエストロ2人、鍵盤奏者のウーゴ・ファットルーソとギタリストのニコラス・イバルブルが参加。ウルグアイ×アルゼンチン×ブラジルの魅力的な才能が一堂に会し、とてもマジカルな音楽が生まれていることが、参加メンバーからも垣間見ることができる。 くるりの岸田繁氏が本作を聴いて「良すぎ。堪らん。」とツイート。選曲家の橋本徹氏をはじめ多くが「2021年上半期ベスト・アルバム」にセレクト。 アントニオ・ロウレイロがプロデュースしたウルグアイの新たな才能、ナイール・ミラブラット(Nair Mirabrat)の大傑作デビュー・アルバム『Juntos Ahora』が、世界初CD化(日本独自企画)。 CDに最適化するためのリマスタリングを高橋健太郎氏が行い、更に音が磨かれました。 ■プロデューサーのアントニオ・ロウレイロによるコメント プロデューサーを務めた中で最も誇りに思う作品の1つ。マルティン・イバラ(※ナイール・ミラブラットの中心人物)の音楽は新しく、フレッシュで、イノベーティブです。現代ウルグアイ音楽シーンの根幹となりうる作品に関われたのは誇りです。何よりも学んだことが多かった。マルティンは兄弟のような存在です。 ──アントニオ・ロウレイロ (ディストリビューターインフォメーションより) 1. Algarrobo 2. Cando 2 3. Para Vencer 4. Hermano 5. Grillo 6. En los Verdes 7. Abriéndose Camino 8. Casa Rodante プロデュース:アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureio) 全作詞・作曲:マルティン・イバラ(Martín Ibarra) 全アレンジ:アントニオ・ロウレイロ&マルティン・イバラ ゲスト: ウーゴ・ファットルーソ(Hugo Fattoruso – from Uruguay|キーボード) ニコラス・イバルブル(Nicolas Ibarburu – from Uruguay|ギター) ラミーロ・フローレス(Ramiro Flores – from Argentin|アルトサックス) ペロタ・チンゴー(Perotá Chingó – from Argentin|ヴォーカル) ジョアナ・ケイロス(Joana Queiroz – from Brasil|クラリネット) Format:CD Label:MUSAS (JP)