Torei / 蚕食鯨呑
DJスタイルも十人十色、色々と皆さんの視点で繋いで行くものですよね。低音で繋ぐ者、高音で繋ぐ者、歌詞で紡ぐ者、スピリットで紡ぐ者等と、人それぞれであります。Toreiはクラブユース王道のDJスタイルであるが、様々な音楽探知で巡り得た素材をダンスホール的なリズム・メイクで構成し、アブストラクト音響ゾーンにも果敢に挑んでいます!!! 2023年、ビビビっとエクスペリエンスしたいリスナーは必聴! トレイは消費とか競争に興味を示さない 18歳のときから示さない このMIXは慌てない旅人による嬉しさの冒険 定型化する解釈ダンスホールとは一線を画す遊び心 好奇心と音楽への誠実が全てだ (シロー ザ グッドマン) 京都West Harlemにて研鑽を積み、現在は東京を拠点に活動、全国各地のクラバーから圧倒的な信頼を寄せられるTorei。ハウスのマナーとレゲエ、ダブのエッセンスを基調とする彼のスタイルは多種多様だが、今回の『蚕食鯨呑』ではダウンテンポ、EBM、ブレイクビーツ、IDMなどを内包したレフトフィールドな楽曲の数々をダンスホールライクなグルーヴで纏め上げている。Mr. Mitchらに端を発する「テクノ・ダンスホール」のトレンド、あるいはFelix Hall編纂のコンピレーション『Now Thing 2』以降のダンスホール・リディム再解釈の機運から幾数年…今回のミックスはそれらを通過したものでありながらも、先述したようなタームに回収し切れないユニークな景色を見せる。それは彼の主宰レーベル〈Set Fire To Me〉からリリースされた諸作品やカセットテープでリリースされた『Screwed Psy Trance Time』などでも見られるディープかつトランシーなトリップ感覚の実践と、レゲエ〜ダンスホールに対して向けられた確かな愛によって結実したものだろう。怪しく官能的でありながら暖かく、どこかユーモラスなサイケデリック・ジャーニー。 (Aki Dolanikov) Torei 京都West Harlem育ち。東高円寺Grassrootsでパーティー「Megacity」を主催。自身のレーベルSet Fire To Meより12inchシングル「SFTM001」、Reggae Shop NATのレーベル“Shinjuku Tracks”よりミックスCD「Strange Addiction」をリリース。Dill Dodos Recife 、FuFu Recordsのコンピレーションに参加。21年に変名で発表した異形ダンスホール作「SFTM006」は、Mr. Mitch、Joe、Laksaらからサポートされる。Dayzero、Fushiming、Summer Eye、RILLA、Genichiro、SEKITOVAなどの楽曲をリミックス。NTS、Noods、Radio Alhara、Refuge Worldwide、(((LIVE.ONAIR.KIM)))などのラジオ、Coastal HazeやRiddim ChangoなどのレーベルにDJミックスを提供。Rainbow Disco Club、FESTIVAL de FRUE、STAR FESTIVALなどのフェスティバルにも出演。 Mastering : Hironobu Kobayashi Artwork : なかがわ寛奈 Design : Midori Shimada Format:CD Label:BLACK SMOKER (JP)