EXPE WA NO WA / 未来予知 FORESIGHT
WA NO WAのピュアなハンドチャイムの音と、曼荼羅のようなEXPEの多次元的スペースギターが溶合し、時空を超えてシンクロする奇跡のコラボレーション 没入する事で今まで味わったことのない感動的な新鮮さ、深い懐かしさとともに未知の感覚が開かれるサウンドセレモニーアルバム 奈良県山添村にある障がい者支援施設“大和高原 太陽の家”のメンバー12名によって、無作為に打ち鳴らされたハンドクワイアチャイムのピュアなサウンドが話題となった環境アンビエント名作『WA NO WA』。 施設職員で企画者の山浦氏の依頼で、Yoshitake EXPEによって制作された『未来予知 FORESIGHT』は、原作に対するエディットを一切行わず、長尺な時間軸に寄り添って演奏を重ね合わせる手法で作られた。 10年前に奏でられたチャイムの音たちが、EXPEのギターとのハーモナイズを未来予知していたように呼応し一体となって展開していくシンクロニシティ現象の連続。 変幻するギター・変則ドラム・電子タブラ・TR-808などが描く複雑で立体的なポリリズムの幾何学模様に、チャイムの音がまるでエレピの様に自由に飛び回る。 やがて竹笛や尺八の音色まで加わり向かう桃源郷への旅物語は、繰り返し聴くたび新たな発見があり、雅で和をも感じさせる新感覚ジャパニーズ・ニューエイジ・エクスペリメンタル音楽の到来。 原曲のピュアリティを大切にしながらも、多層的に音を重ねて制作された本作のミキシングは、全盛期ボアダムスや竹村延和を担当していた林皇志が、マスタリングには電子音楽家・サウンドデザイナーのJEMAPURが担当。その場を立体的で没入型の体験空間へと変容させる力を持つ作品へと仕上がった。 (PRHYTHM) 清らかで無垢な透明感あふれるクワイヤーチャイムの響き、奇跡のような音色の重なりは聴くたびに心が洗われる。「大和高原 太陽の家」のWA NO WAの皆さんの演奏を、私はPRHYTHMにて2度体験することが出来ました。思い思いに演奏している姿は自由に純粋に心から楽しんでいるようで、そして音色はとても美しく、他の楽器の演奏者さん、イベントに参加していた皆さんとのセッションは本当に感動的だったのです。 そんな素晴らしい体験からの思いも詰まった今回のWA NO WAとEXPEくんとのコラボレーション。チャイムの響きにギターとパーカッションも優しく寄り添うあたたかな安心感と、そして時には壮大な高揚感と共に、光りの未来へと進んで行くマインド・トラベル。特別な時間です。 YAMA(NEWTONE RECORDS) WA NO WAという自然的存在と一体化していくEXPEの音楽に無心で身を委ねていると、音が毛細血管を通じて全身を巡り、振動している感覚が訪れた。 その振動は微細なエネルギーとなり、ふたたび身体から放出されているようでもあった。すべては振動し、揺れ、繋がっている。 そして、あらためて気づかされる。私たちも自然であるということを。 Chee Shimizu 自分もこの微小で壮大な作品と向かい合ったので理解、共感するが、絶対越えられない山なのか海なのか、魅力的なその世界に深く向かい合い、しかもそれを美しく、楽しい作品に転化させたことに感心した。 特にETERNAはまさにプリズムな音を作ることに成功している。 JUZU a.k.a. MOOCHY(CROSSPOINT) 10年以上前に奏でられた、意図のないピュアなチャイムの音が、曼荼羅のような多層多元的な音世界と溶け合い、時空を超えシンクロし顕れる奇跡的な瞬間。 その音体験は、今まで味わったことのなかったものであり、感動的な新鮮さと深い懐かしさとともに、未知の感覚を開いてくれる。 山浦庸平(WA NO WA主宰) 1. ETERNA (SEIMEI NO KI) 14:32 2. DWELLA (MEISOU) 12:16 3. DIVINA (TAIDOU) 16:34 4. ESPECTA (JYOUKA) 19:34 Format:CD Label:PRHYTHM (JP)