Why Sheep? / The Myth and i -black sheep limited edition- (ブラックウールジャケット/ボーナスCD付き)
MOODMANのレーベルM.O.O.D.から1996年に1stアルバムをリリースし、その後7年ぶりの2003年に世に送り出されたWhy Sheep?の2nd。「神話と私」というタイトルが物語るファンタジックなダンス・アルバム。様々な場面の末たどり着く「Author Unknown – Prelude」にアナタは何を思うか? ラストの音が自然を愛するWhy Sheep?の心境をよく表しています。初回限定盤ブラックウールジャケット仕様/ボーナスCD付き! タイトルであるthe myth and iは直訳すれば「神話と私」である。きわめて寡作な作者が前作のリリースから要した期間は7年。その間、作者は作曲のための最低限の機材をバックパックに詰めて、世界へと放浪の旅に出る。それは、前作が作者が夢描いたセカンド・サマー・オブ・ラヴへの憧憬なら、夢を打ち砕かれてもなお世界に踏みとどまる姿勢を模索するためであった。タイトルの神話の意は、大江健三郎の小説「新しい人よ眼ざめよ」に、大江が障害を持つ息子のために、人生の手引書に類するものを与えたいと思いたつというエピソードにちなんだものである。つまり神話とは世界の成り立ちについての寓話であり、そこに許されるのは信仰しかない。作者はセカンド・サマー・オブ・ラヴへの失望の後、その拠り所を失い、そして大江のような父を持たないのなら、自らの手で己自身への神話を打ち立てようとしたのである。このアルバムは作者の作品としては初めて日欧米と世界発売された。余談として、作者はこのアルバムをリリースするにあたって、大江の言葉の引用を版権を持つ出版社に求めたが、担当者からの返答は、掲載拒絶であった。なお、大江の「新しい人よ眼ざめよ」は英国の作家W・ブレイクの引用が多用されている。もちろん著作権保護期間を過ぎているのでW・ブレイクを無断で引用することなんら問題はない。 (Why Sheep?) 1. Under The Midday Moon 2. Clouds #757 (Ver. Ei-1) 3. Garbled Protection 4. H.E.R.B. 5. T.A.P. (The Under Current Mix) 6. Wings Of The Night (Album Version) 7. Up With A Lift 8. The Myth And People (Album Version) 9. The Myth And Nature 10. Earthborn 11. Meeting At The Zone 12. Author Unknown – Prelude 13. Earthborn (Recloose Remix) bonus CD 1. Wings Of The Night (Full Length Version) 2. The Myth And People (Full Length Version) 3. Garbled Protection (Virtual CiCi Tow Mix) 4. Author Unknown (Las Rambias Mix) Format:2CD+初回限定ブラックウールジャケット仕様 Label:Third-Ear (JP)