EL CINNAMONS VOL.3 -FALL ISSUE '68-
“THE BEST MAGAZINE FOR SWINGERS”、三度。 あの三人組が今度はキューを握って帰ってきた! そう、やつらの名は...EL CINNAMONS!! 横浜、横須賀、江ノ島、東京、白楽、綱島、日吉、元住、銀座、青山、学大、奥沢、八広、立川、福生、つくば、静岡、京都、神戸、広島、香港、台湾、NY、LA。ホテルにビリヤード場、遊園地にスタジアム、米軍ハウスにダイナー、レコードショップに古本屋、中華にカレーにおでん居酒屋、並木街路にリバサイド、はてはサイバースペースの墓場まで。 過去と未来と現在をつなぐ“気の遠くなるような心地よさ”。いろんな場所の、いろんな香りの、“シナモン感覚”が詰まった決定版! ラテン街の売店に陳列されているような質感の、ZINEというよりも雑誌という響きがよく似合う、紅葉めぐりや温泉地でのフォールリーディングにぴったりな一冊ができあがりました! 本誌はやはりこの男から始まります。チャーリー宮毛による回想エッセイ三部作、締めを飾る今回は、思い出の東京の街を綴った「東京彷徨 -八広、青山、銀座界隈-」。 音楽活動にとどまらず映像ディレクターとしても注目を集めるVIDEOTAPEMUSIC。そんな彼の縁の地である立川の街を散歩しながら収録された12ページに及ぶロングインタビュー「八月のVIDEOTAPEMUSIC」。 エッセイは4本。バリオ・ゴールド・レコーズ主宰の宮田信がインターFMでのラジオ番組「スエニョ・デル・バリオ」を振り返った「バリオの夢」。音楽ライターの梶本聡がこの夏に戯れた音盤をシナモンな連想で綴る「ロングホットサマー」。インターネット愛好家、dtybywlによるインターネット空間と死のお話「弔いオンライン」。そしてDJ/ラッパー、さらに文筆業でも活躍するやけのはらが、かつて通ったあるレコード屋について書いた「ぼくの好きなおばちゃん」。 続いて、“シナモンフィーリング”から連想するレコード/本を選んでもらうシナモン・セレクションシリーズ。第2回は、カセットコンロスのフロントマンで雑貨と音楽の店、Piquantを営むワダマコトによる「Piquantの10枚」。そしてリトルマガジン『北と南』の編集発行人である河内卓による「北と南の10冊」。 今号はイラスト、アートワークも充実しております。まずはTHE HOME MADE RADIO CLUBを主宰するイラストレーター、tact satoによる圧巻の見開きイラスト「CONEY ISLAND PAINTING」。アクセサリー作家として活躍するOnly Yun Yunによる静謐で不思議なアートワーク世界「TRIPLE JOY」。広島を拠点に活動するイラストレーター、Ruminzがチカーノ女性を土埃もろとも描いた「FEEL THE CINNAMON AGAIN,AGAIN」。そして謎に包まれた男、lilnowayによるナスティでスティンキーなコラージュ「CINNAMON LIFE GOES ON」。 さらに今号は「CINNAMON BLVD.」なるコラムページを設け、街・旅・本・食・音楽など種々雑多なテーマのもと、編集者、広告ディレクター、研究者、DJ、司会者、書店員、おでん屋店主、会社員など12名の書き手が競演いたします。 そして最後は本誌同人・メンチカツ伊藤によるビリヤード譚「マンボ No.8」。 (EL CINNAMONS/OFFICE Flaneur) 編集・発行人:EL CINNAMONS デザイン:MARIANNE MAFILLE(装丁)、メンチカツ伊藤(表紙アートワーク) 52ページ/A5版/表紙4C+本文1C Format:Magazine Label:OFFICE Flaneur (JP)