Latin Quarter / Hearty Party
毎年12月に江ノ島Oppa-laで開催され続けている名物パーティHearty Partyに向けて製作された本作は、HOUSE、DISCO、SOUL、R&B、バレアリック等をライブ感溢れる流れに落とし込んだ、Latin QuarterのホームであるOppa-laでのプレイを彷彿とさせる至高の71分! 江の島の暮れゆく美しい海をバックに、メロウに滑走し、幸せに捻じれながら上昇して、極まっていくフロア!正にその瞬間を切り取ったかのようなミックス!! Oppa-la独特のサンセットからミッドナイトまで光の変化と共に駆け抜けていくグルーヴ感を感じられる、何度聞いても飽きの来ない仕上がりとなっております。 今回はHearty Party主催のABESTREEMの主宰レーベルA.B.E.recordsより特別限定リリース! (A.B.E.records) このミックスの作者、Latin Quarterさんは、かつて空手サイコという名義で活動しておられたのですが、私がその名前を初めて認識したのは今から20年前の2000年、高校最後の夏。 でっかい将棋の駒に「空手」と書かれたアー写に心奪われたのが始まりでした。 その後、Latin Quarterさんは大名盤「Light House」や幾多の傑作ミックスをリリース、そしてPPP結成。 その間、私はサブカル少年からサブカル中年に。 一生敵わないと思いながらも、この20年間つかず離れず追い続ける目標の一人であるパイセンに、このような物言いは失礼であることを承知のうえで、Latin Quarterさんが鳴らす音を聞く度に私はいつもこう思うのです。 「なんて軽薄なの!!!」 巧みに軽やかで、そこはかとない水っぽさを湛えたそのDJは、もはや誰も真似できない域に達しているのではないかと。 ディープやドープとは真逆の世界なのに、気づけばしっかり、ずっぽり、時にしっぽりハマってしまうそのグルーヴは正に洒脱の極み!! ああ、、、そこに痺れる、憧れる!! 今回のこのミックスはLatin Quarterさんが毎年出演している年末のパーティ、湘南が生んだ名オーガナイザー兼珍プレーヤーABESTREEMが主催する、年に一度の命がけの自分博=Hearty Party@江の島OPPA-LAの為に制作されました。 冬の江の島、暮れゆく美しい海をバックに、メロウに滑走し、幸せに捻じれながら上昇して、極まっていくフロア、正にその瞬間を切り取ったかのようなミックス!! Cheekのアンセム「Venus」で舞い上がり、Terry Hall泣きの名曲「I saw the light」で崩れ落ちるABESTREEMの姿が見えるよう!! 2020年に14周年を迎えるはずだったHearty Partyは、コロナの影響で開催を断念することになりましたが、こうして新たな傑作が生まれたことに長年のファンとしては喜びを禁じ得ません。 このミックスを聴ききながら、Hearty Partyに遊びに来たことのある方は、Cro-magnonの名演を背に熱唱するABESTREEMの姿を思い浮かべてクスッと笑い、まだ来たことがない方は、この湘南を代表する奇祭を妄想していただきながら、2021年の開催を楽しみにお持ちいただければ幸いです。 (Jyotaro(焚火dub)) Format:CD Label:A.B.E.records (JP)