PIERRE BASTIEN / Les Premieres Machines 1968-1998
レトロで奇妙な古時計の音を聴いているようなトンチキ・ミニマル推薦作!!! 手の届かないかゆいところをそーっと気持ちよく撫でてくれるような音楽。顔こわい?けどおちゃめな音楽ですよ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ターンテーブルのモーターを動力に、「メカノ」(ボルトやナットで自由に組み合わせられる穴の開いた金属板やシャフト、滑車などからなる知育玩具)の部品と、様々な弦楽器や打楽器、とりわけコラやサンザといったアフリカの民族楽器を組み合わせて、「メカニウム」と称する自動演奏装置を制作する奇才アーティスト。パスカル・コムラードのベル・カント・オルケストラの初期メンバーでもあった。機械仕掛けでありながら生身の人間以上に有機的な息遣いを感じさせるメカニウムが発する緩いリズムや機械ノイズと共演することにより、たどたどしく調子外れで、気だるくユーモラスで、不思議に魅惑的な音楽を作り出している。本作はバスティアンがメカニウムを作り始めた77年から最初のアルバムを発表する88年までの未発表作品を含む初期作品、および68年に録音されたメカニウムの原点と言うべき貴重な音源から構成されている。(解説:ピエール・バスティアン、ドミニク・グリモー) Format:CD Label:Locus Solus (JP)