Hugo Fattoruso / Canciones Sin Fin
むむむ、、、これは素晴らしいっ!!! 空間を煌びやかに舞うピアノ、シンセ、ピアニカ、ハミング。。。これが、南米センティミエントの世界。。。様々な活躍をしてきた(※以下のレーベルからのインフォを参照)ウーゴ・ファットルーソの、現在進行形ユニット“ドス・オリエンタレス”の同朋で打楽器奏者のヤヒロトモヒロ氏のレーベルからのソロ・リリース作!!! もぉ〜〜〜、全編最高のセンティミエントを充満させた、マジカル・バイブスが放たれています!!! 1943年モンテビデオ生まれ。ビートルズへの影響下で結成され隣国アルゼンチンでも絶大な人気を誇ったロス・シェイカーズからキャリアをスタート。カンドンベの伝道師ルーベン・ラダと実弟のオズワルド・ファットルーソ(2012年没)らとの伝説のフュージョングループ、OPAでは海外進出しアルバムを3枚残しています(“Goldenwings”はレア・グルーブ系の隠れ名盤としてDJにも人気)。 また、エルメート・パスコアル、アイアート・モレイラ、ミルトン・ナシメント、ナナ・バスコンセロス、トニーニョ・オルタら20世紀の南米音楽の名手/レジェンドたちとの数限りない共演/客演はブラジル好き、ジャズファンからクラブミュージックリスナーまで知られているところです。合間に発表されたソロ作品ではリズムマシンを取り入れた不思議なフュージョンを披露するなど、常に一線で先端のサウンドを追求し活躍してきた音楽家です。 2000年代に入ってもその活動範囲は増すばかり。まずは、若手カンドンベのパーカッション・グループ、レイ・タンボールをフィーチャーし、自国ウルグアイの伝統お祭り音楽カンドンベをアップデート。レイ・タンボールが繰り出す黒いポリリズムとウーゴの美しい南米叙情感溢れるピアノが溶け合ったグルーヴはさらに新たなファンを獲得し、発表した2枚のアルバムはいずれもロングセラーになりました。また、打楽器奏者ヤヒロトモヒロとのグループ、ドス・オリエンタレスでは2人組とは思えない多彩なグルーヴで日本縦断ツアーも毎年積極的に行い、2011年のアルバム『オリエンタ』は各方面から称賛をあびました。さらに兄弟達と結成したトリオ・ファットルーソではプログレッシブなジャズ/フュージョンサウンドを披露し、さらにはアコーディオン・ソロ作『アコルデ・オン』なども発表しています。 今作はそんなウーゴ・ファットルーソの2013年録音新作です。齢70を超えても衰えぬ色気、激情、センティミエント。それらをピアノを中心に表現する極上の名盤に仕上がりました。たまに呟くように入るロマンチックなボーカル、アコーディオンのエレガントな響き、スペイシーなシンセ&リズムマシン、全てがウーゴ・ファットルーソの音の世界になっています。 また、先に他界したアルゼンチン屈指のレジェンド、スピネッタと同じ時期に他界したウルグアイのベト・サトラニュ(スピネッタ・ハーデの当時のメンバーでもあります)がスピネッタに捧げた曲に、さらにウーゴがベトに捧げた曲をつなぎ合わせ彼らに対する追悼を表した楽曲などは、非常にコンテンポラリーな要素を持つ南米音楽とえ言えるのではないでしょうか。 ★LOS APSON? TV #11 紹介アイテム!!! Format:CD Label:KaiYa Project (JP)