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V.A. / VIENTO SUR - EXPERIMENTAL & FUSION MUSIC FROM ARGENTINA (LP盤)

型番 LA-21982
販売価格 3,980円(税込)
在庫数 Sold Out!!!

チリ、ボリビア、パラグアイ、ブラジル、ウルグアイが隣接する国、南米のアルゼンチン共和国について改めて少し調べてみたことを書き連ねてみると、最初の原住民がベーリング海峡を渡ってきたアジア人だったこと、征服や弾圧や植民地であった歴史があること、その中での自由主義知識人たちの西欧化とそのためのヨーロッパ人の大量移民受け入れ、近代文化発生からの黒人文化締め出してのウルグアイへの黒人流出etc...とあった。なるほど!と、俯瞰的に音楽マップを脳内に広げた私は拳を机に叩きつけた。これは、音楽探検隊仲間Shhhhhと一時期探索しまくっていたアルゼンチンやウルグアイを中心とした隣国を含めた音楽を、新しいも古いも関係なく聴きまくり、自由にキーポイントを打っていった成果認識であると。音楽を通して学ぶ一つの「時間の体積」の鑑賞とは、かくもオモシロイものですね!!! ぜひ皆さんもやってみて下さい!

それでは、内容をざっとコメントしていきます。。。いきなりアルゼンチン・ファンタジー感を漂わせるGuillermo Cazenave(グイレルモ・カゼナーヴェ)に始まり、アルゼンチン・カンドンベ・ジャズ・マナーなAdalberto Cevasco(アダルベルト・セバスコ)で一気に異界へフライト、そして登場!このコンピレーションでも聴ける通り、数々のユニーク作を世に送り出したアルゼンチンを代表するレーベル、MELOPEAの社長Litto Nebbia(リト・ネビア)とMirtha Defilpo(ミルタ・デフィルポ)による南米センティミエント溢れ出す夢見ナンバーで一度昇天、そして南米エキゾチック・プログレッシブ〜スペイン・オブスキュア・フュージョン感を堪能していると、アジア的なミニマル感や身体性を伴うLos Músicos Del Centroのリズム・アンサンブルにダンス、アルゼンチン音楽の至宝!スピネッタのラスト・アルバム「UN MAnANA」に参加していたJose "Sarten" Luis Asaresi(ホセ・ルイス・アサレシ)のフューチャリスティック・フュージョンにより更なる秘境へ、そこから伝統音楽フォルクローレの調べを確認しつつアルゼンチン特有のオーガニックなアンビエント感も通過、ブラジルのナナ・バスコンセロスも顔負けの?密林ポリリズムなEl Molinoも挿入され狂喜、ラストを飾るのはロスアプソンでもロングセラーだったCesar Franov(セサル・フラノフ)によるLos Hermanos Franov名義の名作「CESAR & ALEJANDRO」の1曲目のQuique Sinesi(キケ・シネシ)も参加しているミステリアス・フローティング・ジャズで再び昇天です!!!

ロスアプソン?NOW目線でも広大なアルゼンチン音楽入門へのオススメ・アイテムとして激プッシュしています!
(山辺)

この日が来たか。。アルゼンチン音楽の金字塔にして20世紀音楽最期の宇宙盤、MONO FONTANAの“CIRUELO”をリリースした伝説的レーベル、MELOPEAの遅すぎたコンピレーションがついにここに登場。フォルクローレやタンゴを網羅したレーベルですが、こちらには70〜90sの謎のフュージョン、ジャズ・ロック、ニューエイジ・アンビエントを中心にコンパイル。アルゼンチン拠点のDJ、Bárbara SalazarとAlejandro Cohen(dublab)によるセレクト。

バレアリック、コズミックといった再発キーワードが発明されたようにはいかず、アルゼンチン産のこの周辺だけはプログレとか雑な括りで紹介されてましたが、きちんと聴いたらそう括るにはあまりにも豊穣だったアルゼンチン音楽。アレハンドロ・フラノフフアナ・モリーナら“音響派”らの親的世代、そしてチャンチャバリオリンドたちエレクトリック・フォルクローレの祖父といった構図でしょうか。もちろんカルロス・アギーレ、キケ・シネシらコンテンポラリー・フォルクローレ勢も90年代にリリースしています。特にキケは代表作までこのMELOPEAから出してますね。

発起人はアルゼンチン・ロックのパイオニアの一人、リト・ネビア(CHEE SHIMIZU監修によるコンピもありますね)による自らのアルバム、“Melopea”から取られたものだと思われます。ここに収められているのはやはりダンス耳に親しみやすいシンセを使った奇トラックたち。フュージョンやニューエイジ、アンビエントでもシンセの使い方が独特で妙な訛りと宇宙感が滲み出てしまう、、コズミックやバレアリックと呼ぶには快楽よりもジャズやロック、フォルクローレすぎるし、軍政時代の影響かもう少しシリアス(この辺の影にはもちろんSPINETTAの影響も)。アシッドと呼ぶには伝統すぎるし、南米色すぎる。謎シンセに突然そこはとない感情が入り込んでくる、隣国ブラジルとは違うこれがアルゼンチンの音楽。個人的には、ディストリビューターとしてこのMelopea DiscosのCDを輸入しまくって山辺さんと夜な夜な発掘活動してたもので感慨深い。もちろんパーカッション、ミニマル要素もあるトラック群なのでラウンジDJなんかにもどうぞ。タイトルにある南の風とはどういう意味か。大号泣。
Shhhhh









Let yourself go with the overwhelming musical output of Argentina's very own Melopea Discos, in a selection of songs that explore fusion with an air of mystery and a side of exquisite sensitivity across 11 carefully curated leftfield synth pop, experimental folk and ambient tracks.

"Viento Sur" has been compiled by Argentine DJs and collectors Bárbara Salazar and Alejandro Cohen (dublab) based in Buenos Aires and Los Angeles respectively.

Most of the songs are reissued here for the first time and many of them were previously unavailable on vinyl.

Includes a 4-page insert with liner notes and photos. Remastered sound.
(VAMPISOUL)

Side A
1. Mandala Fiel / Guillermo Cazenave
2. Comparsa Color de León / Adalberto Cevasco
3. En La Tierra El Sol / Litto Nebbia / Mirtha Defilpo
4. Los Días Antes A Melina / Comedia
5. Puma / César Franov
6. Sombras De Ecuador (feat. Daniel Homer) / Los Músicos Del Centro

Side B
1. Lluvia De Invierno / José "Sarten" Luis Asaresi
2. Te Conozco de Algún Lado / Mate de Luna
3. Pequeño Y Primitivo / Alfombra Mágica
4. Moliendo Parches / El Molino
5. Sudan / Quique Sinesi / César Franov

Format:LP
Label:VAMPISOUL (ESP)

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