ANNEA LOCKWOOD / Early Works 1967-1982
女性実験音楽作家、アニア・ロックウッドのキレ味鋭い初期重要作のコレクション。ガラス楽器のコンチェルト『グラス・ワールド』、伝説の米ソース誌で発表のテープ作品「タイガーバーム」を収録し、ピアノを用いたシリーズ・パフォーマンス「ピアノ移植」を単独ブックレットで紙上に再現! 日本語/英語両解説付き。 ■仕様■ 詳細解説/貴重写真多数/ブックレット<2種>封入/特製ケース ■解説■ アニア・ロックウッド *英語/日本語両掲載。 ■アニア・ロックウッド略歴■ 1939年ニュージーランドのクリストチャーチ生まれ。1961年から1971年にロンドンとケルン在住。英国王立音楽大学で学び、ダルムシュタットの夏期講習に参加、数少ないフリーランスの女性作曲家/パフォーマーとして活動を始める。この時代に後の代表作となるステージ作品「グラス・コンサート(録音版は「グラス・ワークス」と改題)」、ピアノを用いた過激なシリーズ・パフォーマンスの「ピアノ移植」、呪術的テープ作品「タイガー・バーム」を制作し、これらを60年代実験音楽の集大成となった米の<ソース・マガジン>で発表。同誌で2号にわたって大きく紹介されたことで現在も続く高い評価が定まった。 その後、1973年よりニューヨークに活動の場を移し、1981年から2001年は全米屈指の名門私立女子大学、ヴァッサー大学で教鞭をとる。この時代は自然環境が発する音を題材にした録音/インスタレーション作品を多数発表。ロックウッドの作品は北米、イギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、オランダ、北欧諸国、イタリア、ベルギー、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランドと広く公演されている。 ■ソース・マガジンとは?■ SOURCE : Music of the Avant Garde。60年代〜70年代初期の実験音楽の粋を集め、特に新進作家の作品発表の場として機能した音楽雑誌。ラリー・オースチンを初代デスクとして1967-1973年に計11号が出版され、10インチレコードの付いた号もある。掲載作品は全て古典の価値を持ち(名声を得る前の)あまたの重要作家が名を列ねる(具体名は割愛)。 ■収録作品■ THE GLASS WORLD album(1967-70)M1-23 Tiger Balm(1970)M24 PIANO TRANSPLANTS(1967-82):別途ブックレットに構成 ■収録曲■ THE GLASS WORLD album (recorded in 1968-1970) 1. Micro Glass Shaken 2. Glass Rod Vibrating 3. Turning Gong 4. Mini Mobile 5. Wine Glass 6. Water Gong 7. Two Ribbed Discs 8. Rod Across Edge of Pane 9. Glass Bulb 10. Glissandi 11. Spinning Discs 12. Dialogue: Bottles & Jars 13. Vibrating Pane 14. Bubbling 15. Breathing Machine 16. Water Jars 17. Rod Roll 18. Micro Glass on Goblet 19. Micro Glass Along Pane 20. Cullet: Two Glass Rocks 21. Medium Mobile 22. Bottle Tree Showered with Fragments 23. Deep Water Gong 24. Tiger Balm (1970, originally issued the SOURCE issue #9 in 1971 as 10 inch record) Format:CD Label:EM RECORDS (JP)