ピーチ岩崎 / Destruccion Romantico
2018年に始動したレーベル〈ARRROUND Wicked Sound Maker〉第3弾リリースは、ティンバレス奏者にして近年はDJとしても静岡を拠点に全国各地で大活躍、上半身裸でマイクを握り煽りに煽る、存在自体が最高な男、ピーチ岩崎によるSalsa Romantica MIX!!! 「サルサ・ロマンチカ」とは80年代半ばから90年代初頭にかけてNYやプエルトリコで流行したポップなラブ・ソング・サルサ。レゲエでいうところのラヴァーズ・ロックのようなものといえばわかりやすいでしょうか。しかし、サルサ・ロマンチカは本格派(?)のラテン/サルサ・ファンからは、リアルじゃない、色恋のことばかり歌ったチャラくて軽薄な歌謡サルサだ、などと揶揄されてきて、そこもまさにレゲエにおけるかつてのラヴァーズの扱われ方と重なるのですが、どうですか、ここに収められたロマンチックでセクシーなサルサの数々が放つ色気溢れるメロディ&歌唱とダンス・ミュージクとしての力強さは!ピーチさんの言葉を借りれば「ゴリゴリにガン踊りできるラバーズロック!」。最高というほかありません。一流のサルサ・ロマンチカは全然ヌルくない。 さらにこのMIXでは、上記のようなジャンル的なカテゴライズにとらわれず、あらゆる時代(Roots of Salsa RomanticaといえるようなOld Latin-50s〜60sのBoleroやCha Cha Chaまで)や地域(日本産まで!)から生まれたロマンチック・サルサをストーリー性豊かに、かつ「いま」のフレッシュなDJ感覚をもって華麗にMIX。 ここに収められた曲たちは、shazamしてDiscogsで検索すれば二束三文で売られているかもしれないし、イケてるのかイケてないのかビミョ〜なジャケの中途半端な時代のレコードには「Salsa for DJs」なんてキャッチは付いてないだろうけど、評価の定まった所謂「Rare Groove」よりも、よっぽど「Hard to Find」で「Rare Groove」なんじゃないだろうか? ともかく、ピーチ岩崎がやんなきゃこんなMIX作れる人は世界中を見渡してもいないと思う。ロマンチックに破壊(Destruccion Romantico)する至福の77分間。 サルサ度120%の実写ジャケ(by 2YANG)も最高な、一生モノの名作が誕生しました。 (ARRROUND Wicked Sound Maker) Hermano Grande桃兄による純金ラテンMixxx. ベネスエラのレンタカーで聴くごきげんラジオかと耳を疑うような「風景を変える」「匂いがちがう」ヒットメドレー。 シャリシャリさせたり ベース追いかけたり ボレーロで見つめ合ったり お気に召すまま 酔っ払って音楽聴く時間! 本物の鑑定士による本物の貴金属サルサ70分! Peach el unico ! (2YANG) わたし、前世はプエルト・リコの踊り子だったのかも...!? プレイボタンを押せば、次第にロマンティックで曖昧な記憶が蘇る。 麗しく気高いポータブル・ダンスフロア! (asuka ando) オヤジのツラにセンティミエント ロマンティックは男の性分 恋をするならフルベット 次の時代へと踏み出す貴方の勇気に熱い乾杯を贈る、 ピーチ先輩からの甘くも強い心意気。 まるで清水次郎長親分お抱えDJの様な品格だ。 (鶴岡龍) Selected & Mixed by PEACH IWASAKI Mastered by hacchi at Plum Hills Basement Artwork by 2YANG Format:CD Label:ARRROUND Wicked Sound Maker (JP)