SEBASTIAO TAPAJOS, MARIA NAZARETH, ARNALDO HENRIQUES
これは極上サイコーですねっ!アルゼンチン産ボサノヴァの最高傑作と言われる所以にも納得。再発したのは、ラテンの名盤からエルメート・パスコアール、レス・バクスター、ワルター・ワンダレイ、チリ産アシッド・フォーク、マイナーAORまでリリースする音楽フェチ感満点のCreole Stream Musicさん。このレーベル、やっぱ素晴らしいチョイスですね! 同国アルゼンチン産のこれまた大名盤、デノイール&マテオの「イネディタス」とか思い出しちゃいます!!! あのアルゼンチン産ボサノヴァの名作が、ついに国内盤で登場!!しかもタパジョスの未CD化アルバムから、ボーナストラック3曲も追加収録! 2004年に突然アルゼンチンで正規再発がされ、最近ではかなり入手が困難になっていましたが、6年が経過した今、ついに日本盤が登場! 1973年にアルゼンチンで制作された、ギターリストのセバスチャン・タパジョス、女性シンガーのマリア・ナザレス、そしてベーシスト兼ボーカリストのアルナルド・エンリケスというアルゼンチンで活動する3人が紡ぎ出す、極上のボサノヴァの数々。時にエレガントで、時にアグレッシヴなその歌と演奏は、そうと知らなければ誰もが本場ブラジル産と勘違いしてしまう程のクオリティを誇ります。 しかも、セバスチャン・タパジョスの世界初CD化音源3曲を追加収録。これは、77年にアルゼンチンのAPFレーベルから発売されたタパジョスのソロ・アルバムからの収録で、1曲は女性スキャット物、2曲はタパジョスのギターをフィーチャーしたインスト・ナンバーに。特に13曲目の「Heloisa」は聴き物で、スキャットはクレジットされていないもののおそらくHeloisa Raso ではないかと思われます。(なおこのAPFレーベルからは、マリアとアルナルドのそれぞれのソロ・アルバムもリリースされています。) もちろん、言うまでも無く、本編である12曲はどれも相変わらず素晴らしい出来映えで、ボサノヴァのスタンダード5曲を淀みない流れのメドレーとして歌い上げた1曲目「Potpourri」、そして一時期はジョイスのフェミニーナなどと並ぶブラジル系のキラー・トラックとして一世を風靡した4曲目「Sambachiana」などなど、その魅力はいまだに色褪せません。プロデュースはヴィニシウスのアルゼンチン録音物でおなじみの重鎮、Alfredo Radoszynski。未聴の方はぜひこの機会にどうぞ。完全限定プレス品。歌詞・対訳なし。 (Creole Stream Music) Format:CD Label:Creole Stream Music (JP)