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Merzbow / 雀色1

型番 LA-20457
販売価格 2,200円(税込)
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スローダウンレコーズよりメルツバウの新作がリリース。本レーベルからは(アーカイブ・シリーズを除くと)2019年の『Kaerutope』『Indigo Dada』以来となるソロ作品であり、今回も『雀色1』『雀色2』という2作が同時にリリースされる。

メルツバウは近年他者とのコラボレーションを積極的に行い、またスローダウンレコーズでも展開しているアーカイブ・ワークスや過去の名作の(未発表音源を含めた状態での)再発などでも注目を集めているが、新作のリリースも変わらず積み重ねられている。

この度リリースされる2作においてはシンセサイザー(EMS SYNTHI 'A', Moog Mother 32, Behringer Model D)を鍵盤(Korg Monologue)で操作している点が大きな特徴として挙げられる。メルツバウの作品においてシンセサイザーが用いられるのはそれをメインとした90年代の作品をはじめ珍しいことではないが、それに鍵盤を取り付け音階というグリッドを通して演奏が行われることは珍しく、この演奏法が作品の中心といえるほどの割合で用いられた録音は今回が初である。

タイトル「雀色」は秋田氏が夕暮れ時のことを考えていて思い付いたもの。アートワークには背景に向島百花園のススキ、手前に上野不忍池の雀があしらわれている。

本作『雀色1』ではメルツバウの用いる代表的な演奏手法の一つといえるであろう金属またはジャンク演奏の存在も聴き取れるが、やはり電子音がより強い存在感を持って鳴らされており、鍵盤を用いた演奏とあってか(いわゆるホワイトノイズに近い状態とは異なる)ピッチのはっきりしたサウンドも多く聴き取れる。しかしながら鍵盤による音程操作は本作においては耳に残るフレーズ(またはその繰り返しによるシーケンス)といえるようなかたちではなく、即興的かつカオティックなピークの上下動として表れている。それによって演奏全体の印象も塊のようなノイズサウンドというより、不揃いに上下動する線が複数走り絡み合うような複雑なエレクトロニクス・インプロヴィゼーションといった形容がそぐうものになっている。

メルツバウが近年アナログ機材をメインとしたセッティングで音楽性の異なる様々なアーティストと共演を重ねていることを考えれば、鍵盤の導入はその中で出会った多様な楽器奏者からのフィードバックと捉えることもできるかもしれないが、固定的な音階のグリッドを介在させてなお薄れないサウンドの抽象性からは演奏家としてのメルツバウの揺るぎない個性が感じ取れる。
(よろすず)

1. Suzume Signal 1
2. Suzume Signal 2
3. Cicada Disco

Format:CD
Label:スローダウンRECORDS (JP)

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