The Khan Jamal Creative Arts Ensemble / Drum Dance To The Motherland
サン・ラやバイヤード・ランカスター、ジェフ・ギルソンとも交流のあったフィラデルフィア出身の黒人ヴィブラフォン奏者、カーン・ジャマルの最初期リーダー作にして爆裂ドープ、超絶ダビー&トリッピーなアフロ・アストロ・グルーヴ1972年録音の初のヴァイナルLPリイシュー。 ジャズともフリー・ミュージックとも実験音楽とも喩えのようのない、サン・ラのアーケストラを彷彿とさせる、母なるアフリカと交信するかのようなクリエイティヴ・アーツ・アンサンブルの5人によるアフロ・スピリチュアルな没入演奏。そこに“第六のメンバー”であるサウンド・エンジニア、Mario Falanaがジャマイカン・ダブ/ライヴ・エレクトニクスのごとくエコーやリヴァーヴなどを効かせ過激に音響操作してレコーディングした類を見ない特殊な作品だ。 本作は当時300枚のみプレスされ、ジャケットも無いままライブで手売りされた今や入手不可能に近いLPであり、このゴリゴリした音塊とトリッピーな音世界の再現はヴァイナル媒体でこそ真価を発揮する。 なお、このクリエイティヴ・アーツ・アンサンブルの演奏を当時眼前で体験し、多大なる影響を受けたと公言するパーラメント・ファンカデリックのギタリスト、あのエディ・ヘイゼルの書き下ろしライナーも掲載(←これ必読!)。 Format:LP Label:EM RECORDS (JP)