COMPUMA / Landscape - betrayal4 "obscure dubwise"
2005年「STRICTLY ROCKERS 13 Betrayal 随ィ喜 随ィ喜 Mix」、2018年2月「Cosmic Force - betrayal chapter 2」、同年6月「Cosmic Force - chapter3- "Planetary Collision"」と続いている、COMPUMAによるダブ/レゲエをテーマにしたMIXCD“Betrayal”シリーズの続き最新作MIXCD。 前半10分ほどは、2020年12月コロナ禍中にContact Tokyo DJブースにエレクトロニクス機材を持ち込んでLIVEコラージュMIXしたもの。エキゾチック・ジャズ・アヴァンギャルドへの気配も感じとれる56分38秒。LTDハンドスタンプDIYジャケット仕様MIXCDR。マスタリングはhacchiによるもの。 (SOMETHING ABOUT) COMPUMAのダブ/レゲエをテーマにした〈Betrayal〉シリーズに続きがあり、最新MIXとしてリリースされることにまず歓喜した。 ジェントル気品な手つきはアダルト洗練を究めつつ、同時にこっそり裏切り(betrayal)続ける。プロパーなレゲエ/ダブを用いずにダブを描き、電子音は常に鳴っている。音に対して真摯でディープ、でもどこかに可笑しみを隠し持った、COMPUMAワールド全開の名作。 (NOOLIO) 90年代末、バリ島のウブドに1ヶ月ほど滞在する機会がありました。ある晩、滞在先の主人から儀式に誘われ、現地の正装を借り、少し奥まった森へ行くと緊張感とリラックスした雰囲気が同時に表現されたようなガムランの演奏を体験しました。 昼に街に出れば現地のラジオ、地元民に愛されてるボブ・マーリーの音楽、観光者向けのバーのBGM、露店の声かけ、宿に戻れば静寂が訪れます。 COMPUMAさんの新作ミックス 「Landscape - betrayal4 "Obscure Dubwise"」を聴くとなぜかその滞在を思い出しました。 録音物なのでそれはただ再生されますが、自分の心情の波や今ある環境が、都度別の風景を見せる、まさにobscureなミックスです。 それはCOMPUMAさんが本作のプレイヤーでありながらもどこか傍観者であろうとする姿勢がそう感じさせるのかもしれません。 我々リスナーは同じように傍観し、都度変わる風景に身を委ねるだけで良いのです。 (Sahara(Undefined/newdubhall)) Format:CD-R Label:SOMETHING ABOUT (JP)