型番 LA-5204 販売価格 1,571円(税込) 在庫数 Sold Out!!!

TEMDENDAM SUAYこと末岡二郎は小学生の頃より、ジャーマンエクスペリメンタルやディスヒートなどのオリジナルオルタネイティブに親しんでいたという特異な経歴を持ち（YMOより好きだったそうです）、10代半ばよりドラムとベースだけによるハードなオルタネイティブバンド“RE-RE”を結成し音楽活動を始めました。
RE-REは拠点を札幌から東京に移した90年にテクノバンド“AUTISM”（現電気グルーヴの砂原良徳とFROM TIME TO TIMEの田中純によるユニット）と合体し、4人組の“O-TISM”として砂原が電気グルーヴに加入する91年まで活動しました。（RE-REはその後も他の活動と並行して、現在も活動している）
O-TISM解散後は田中とボーカル入のテクノハウスバンド“CLICK SLIP”を結成、都内を中心にライブ活動を積極的に行い、東芝ポルスプエストやトリガーレーベル（トランソニックの前身）のコンピレーションアルバムに参加しました。
しかし、音楽性の違いにより93年秋にCLICK SLIPは解散し、田中はFROM TIME TO TIMEを結成、末岡はTEMDENDAM SUAYとしてソロ活動を始めます。（また、95年に発表された砂原のソロアルバム“CROSS OVER”では作詞を手がけている）
本作は基本的に映像作家で末岡の実兄でもある末岡一郎氏の映像作品で、国内はもとよりドイツ、ハンガリー、ブラジルなどの映画祭で上映され（日本ではNHK BS2でも放映）、高い評価を得た“不在の扉”、“菱れた薔薇”のサウンドトラックとして制作されたものをアルバム用にエディットしたものです。
以前のバンドで行っていたポップな要素は影を潜め、サンプリングや変調した声によるボーカル、ギターやベースなどの使用というノイやディスヒート、フリップ＆イーノなどからの影響を顕著に表わしたディープアンビエント／エクスペリメンタルサウンドになっています。
そのサウンドは昨今のテクノよりのアンビエント／エクスペリメンタルとは明らかに一線を画し、混沌とするシーンに対し新たな側面を見い出す事でしょう。

（※1996年発売当時のプレスリリースより転載）

Format：CD
Label：ZERO GRAVITY (JP)

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