型番 LA-21649 販売価格 2,950円(税込) 在庫数 Sold Out!!!

Scott Benzelは視覚芸術家、音楽家およびパフォーマンス作家でもある。カリフォルニア芸術大学に教員として勤めているようだ。かつて彼はMike Kelleyと共にDestroy All Monstersに在席していた。併せて、彼ら二人は幾つかのコラボレーション作品を発表している。2005年の“Day Is Done / Original Motion Picture Soundtrack”そして2012年の“Profondeurs Vertes”といったCD、および2011年のDVD作品“The Judson Church Horse Dance”だ。それ以外にもDolphin Explosionのアルバム“Boogie Man”で録音を担当するなど、Scott Benzelは様々な形でMike Kelleyの作業に寄与して来た。

さて、これら彼らによるコラボレーションにおいては音楽のスタイルが次々に変わる。どうにも掴み処が無いのだ。音楽のスタイルは彼らにとって単に器でしかないのかな、とも思う。そして、音楽的な骨子についてはScott Benzelの寄与が大きいのではないかと勝手に想像している。

そんな彼らによる2009年のコラボレーション作品である“Dance Beats for Baby”では、ディスコが音楽の器として選択された。併せてBaby Ikkiという謎の存在をフィーチャーしているのだが、おそらくジャケットに写っている変わったぬいぐるみキャラクターがそれではないのかなと思う。このキャラクターが発すると想われる奇妙な声を散りばめたディスコ・ビートが延々と続く。ずっと聴いていると、眩暈のような反応を起こしてしまう。ともあれ、Mike Kelleyの芸術世界は本当に大きい。そして、この音楽は聴いていると楽しいのかそうでないのかが判らくなって来るという点で非常に興味深い。紛れもなくMike Kelley芸術総体の一部なのである。
（T.坂口）





1. Nature's Door
2. Beech-Nut Stage 1
3. Blueberry Mango Antioxidant
4. Filthy Pacifier
5. Stewed Tender Young
6. Fairy Wing
7. Earth's Best Organic
8. Dr. Suess Hat
9. Strained Sweet Peas
10. K-Y Hole
11. Banana Yoghurt Swill
12. Stuffed Animal Backpack
13. Special Recipe
14. Gerber Gebil

Format：CD
Label：Compound Annex (US)

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