音盤時代の音楽の本の本
聞くより読むほうが好きかも!? 音を語る/読むことの中毒性を真空パックした、日本初(?)の音楽本ガイドブックです! アリストテレスの昔から(?)、古今東西、人類は、音という捉えどころのないものをなんとか言葉にしようとしてきました。 そんな空をも掴まんとするドン・キホーテ的営みゆえに、音楽をめぐる文章というものは、ときには必要のないものとされ、反対に、それをなしとげたときには桁違いの賞賛を浴びてきたのです。 本書は、そんな「音と向き合った」言葉をかき集めてみました。 「音楽批評なんて、音楽のツマみたいなものでしょ?」と言うことなかれ。 ここには、音楽を聞くことと同じか、もしくは、それ以上の興奮が待っていることをお約束します。 (ちなみに本書は、文芸誌のような音楽雑誌とも呼ばれる『音盤時代』の、書籍ライン版の第一弾です) ●目次 音楽本を読む(インタビュー) 岸野雄一、佐々木敦、野田努、三田格、湯浅学 ○音の聞き方が変わった本(寄稿) 大谷能生、恩田晃、北沢夏音、工藤冬里、杉本拓、高橋健太郎、高橋悠治、千葉優子、野村和孝、四方田犬彦、若尾裕 ○ザ・グレーテスト・ヒッツ・オブ・音楽本(ブックレビュー) 小田晶房、北沢夏音、木村元、野村和孝、松村正人、松永良平、三田格、湯浅学、若尾裕ほか Format:BOOK Label:カンゼン (JP)