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高橋悠治, 藤枝守 /「電脳カフェ」のための音楽 (LP盤)

型番 LA-23363
販売価格 3,630円(税込)
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現代音楽とサイバーオカルトが野合したともいえる日本の電子音楽裏歴史、『「電脳カフェ」のための音楽』(1991年)再降臨!開催時の怪しい雰囲気の再現を表象的に試みる特殊仕様でお届けします。

本作は1991年9月にアールヴィヴァン(西武)運営のスペースで高橋悠治が企画したイベント「池袋電脳カフェ」のために制作された幻のカセットの復刻である(*1)。これは高橋悠治と藤枝守のマック(*2)を用いたコンピューターシステムの共演で、柴田南雄宅で櫻井卓の手により録音。高橋がマックでコントロールしたサンプリング音源と藤枝がMAXで操作した音響システムおよびFM音源(*3)が交錯するほぼ意味不明の音塊が収録された。

当時のパンフレットに高橋が寄せた言葉「日常のゆらめく時間のなかに暗い電脳空間の半透明な座標軸が陽炎のように見え隠れする」は、彼がサイバーオカルト的なものに憑かれていた可能性を示し、また、当時の取材で「来なかった人も重要。(中略)何かが起こっていたらしい、と後で知る。そのイメージから全然別のものが出てくる可能性がある」と語ったのは予言だったか!?

理性が基根をなす現代音楽と怪しい電脳オカルト的世界が交錯したのはごく短い期間であり、本作は残してはいけなかったかもしれないものを記録した裏歴史資料である。解説は日本の電子音楽の泰斗、川崎弘二。

*1:オリジナル題名は『Computer Café Music』。
*2:植物学者の銅金裕司によると当時のマックは「オカルト的な感じ」が漂い、価格は「軽トラ2台分」だったという (『エコロジカル・プラントロン』解説より)。
*3:後に『プラントロン』インスタレーションでも使用されるシステム。

In 1991, Yuji Takahashi and Mamoru Fujieda collaborated in staging a sound installation at the Sezon Museum of Art in Tokyo, making extensive use of the new artistic possibilities provided by the advent of personal computers. In this installation, a culmination of their investigations into the aesthetic use of new technology, these two renowned leaders of Japanese experimental music used sensors and transducers on objects and in the space itself, via MIDI conversion, to trigger pianos, synthesizers and samplers. The four pieces here were recorded for a cassette-only release timed to coincide with the exhibition. This release continues the EM Records investigation of the "cyber-occult" movement in early-90s Japan, in which the new personal digital technologies allowed access to previously hidden worlds, opening new realms for exploration. In the words of Takahashi, quoted from the original leaflet for the "Ikebukuro Cyber Café" event: "In the flickering time of everyday life, the translucent coordinate axes of the dark cyber space appear and disappear like a shimmering shimmer." This hints at the quirky yet evanescent beauty of a very intriguing historical document which also happens to sound great. It is available on CD, Vinyl and DL with Japanese and English notes written by Koji Kawasaki, a leading researcher of Japanese electronic music.
(EM RECORDS)

西武が情報発信企業としての黄金期だった80s-90s初頭、西武美術館と付属のショップ《アールヴィヴァン》は、現代美術と実験音楽の交差点だった。見たこともないディスクが並び、高橋悠治は水牛楽団を、藤枝守はアメリカ純正調楽派のミニコミ『1/1』を、そしてサウンドアート黎明期の作家たちは変な音のカセットを販売していた。エム・レコードが放つ『「電脳カフェ」のための音楽』はそんなオカルト的空間で行われたオカルト的な音楽。メロディどころか始まりも終わりもない抽象的な電子音は、今ならググれば簡単に調べられる。しかし多少敏感な人たちですらそういう拠り所がない当時は、より興味深く、かつウサン臭い眼差しで接していたはずである。その「見てはならぬものを見た」トラウマが、30年経って新しい何かを生み出しているとすれば、仕掛け人たちにとっては望外の喜びだろう。
(井部治/OMEGA POINT)

Side A
1. Morning [4:44]
2. Afternoon [9:38]

Side B
1. Evening [9:34]
2. Night (Remix) [4:40]

当時の案内フライヤー図版を再現
電子機器用IC基板(本物)とオリジナル・カセットインデックスの複製をジャケットに貼り付け
独D&Mでのマスタリング/45回転カッティング
インサート封入/解説・川崎弘二/日本語・英語掲載
ADテープ変換:SUGAI KEN

Format:LP
Label:EM Custom / EM RECORDS (JP)


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